前田純一 錆鉄厨子
前田純一がこれまで多くの御仏壇、神棚、御厨子を制作させていただいたものの中でも、最も小さなお厨子の一つです。錆びさせた鉄を合掌に見立て、内には小さな祈りの空間を設ました。背面には金箔、銀箔を散らし貼りしています。
御仏壇は仏教において信仰の中心となる御本尊や、ご先祖さまの御位牌をおさめるもの。神棚は神様を祀るための場所。御厨子は古来より最も大切なものをおさめる場所として、印や供物を入れていたと言われています。
その由来にならい、私たちは祈りの想いをおさめるものとして御厨子を制作しています。内におさめるものは自由に決めていただいて良いと考えています。
想いを馳せる場所は、今の世にも必要です。それぞれの方にとって自由に、形や場所にとらわれすぎに、祈る為のしつらえとなるように願っています。
地板:楓材
背板:金箔彩楓材
屋根:黒錆鉄
サイズ:w12×d10×h16 cm
※写真の御像は含まれておりません。
※在庫がない場合は次回制作時期をご案内いたします。
※自然素材の一品制作のため、形、木目についてはお選びいただくことができません。
※次回制作時期については、お問い合わせフォームよりお尋ねください。
※送料についてはページ下部のリンクよりご確認ください。
前田純一
前田木藝工房三代目
東京宝町に生まれ大勢の職人に囲まれ幼少期を過ごします。
都市化が急激に進む東京を離れ、鎌倉に工房を移した二代目保三に師事。
工芸展への出品を続けながら、工房を信州に移し、
原生林を開墾して建築した工房での40年余りの暮らしの中で
生活に必要なものを作るという原点からの制作に励みます。